天台宗 金剛山 常住寺
近所のウォーキングコース(岡山国際ホテルから玉井宮に下る細い急な坂道)に常住寺があります。かつては岡山藩主の祈祷所として岡山城下にあったのですが、廃藩後に 寺院合併・移転を経て 大正8年に現在の地に移ったそうです。お寺のある山は、後楽園の借景になっており、境内からは岡山の街が一望できます。ウォーキングで立ち寄ると、ここで一息入れます。
常住寺の歴史はこちら https://joju-ji.com/
常住寺復興プロジェクト
常住寺のある門田文化町はちちの小学校の学区でもあり、お寺の境内や階段で よく遊んでいたそうです。中学生になっても 坂の上にあった数学や英語の塾に通うため、クラブのあとに汗を流しながら上っていたとのこと。今の家に引っ越してからも、電停近くの実家にいくのに、時々坂を上り下りしていますが、お寺が荒れてゆくのを見るにつけ 寂しく思っていたようです。
ところがこの春、お寺に赤や青のノボリがはためき、掲示板に「facebookのQRコード」 、「毎月六日は 『三千佛堂拝観』 & 『不動護摩供養』 の日」 のお知らせ、そして「常住寺復興プロジェクト」なる文字に発見したのでした。さらに階段を上がると、雑草が刈られきれいに掃除された境内、本堂、そして眩いばかりの 「三千佛堂」 が ・・・。
常住寺のいま
本堂は板金の屋根で覆われ、『葉上照澄のお写真』と『叩き彫佛一千躰』 が奉納されています。
ご本尊の不動明王座像は、岡山県立博物館に保管されているそうです。
また境内に 『葉上照澄大阿闇梨顕彰碑』 『角大使』 『三千佛堂』 が 新たに建立されています。
葉上照澄大阿闍梨(はがみ しょうちょう だいあじゃり)は、
大正年間から約五十年の間、常住寺住職(正・兼務)を務められた岡山和気町出身の偉人、戦後初の千日回峰行を満行された高僧。(常住寺HP)
千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)とは、
滋賀県と京都府にまたがる比叡山山内で行われる天台宗の回峰行の一つ。7年間にわたって行う。1〜3年目は年に連続100日、4〜5年目は年に連続200日行う。無動寺で勤行のあと、深夜2時に出発。真言を唱えながら東塔、西塔、横川、日吉大社と260箇所で礼拝しながら、約30kmを平均6時間で巡拝する。途中で行を続けられなくなったときは自害する。(ウィキペディア)
角大使とは、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%AF%E6%BA%90
平安時代の天台宗の僧侶 良源(慈恵大師)の尊称のひとつ(他に元三大師、豆大師、厄除け大師)。角大師と呼ばれる図像には、2本の角を持ち骨と皮とに痩せさらばえた夜叉の像を表したものと、眉毛が角のように伸びたものの2つのタイプがある。『元三大師縁起』などの伝説によると、良源が夜叉の姿に化して疫病神を追い払った時の像であるという。角大師の像は魔除けの護符として毎年正月に売り出され、比叡山の麓の坂本や京都の民家で貼られた。(ウィキペディア)
三千佛堂
三千佛堂は本堂に向かって左側にあります。本堂に歴史を感じるだけに、三千佛堂の真新しさが目を引きます。護摩供養の朝、ウォーキング中にお寺に寄ってみると、護摩堂で準備中のおばあちゃんが三千佛堂の鍵を開けてくれ、さらに到着したばかりの住職さんが中に案内してくれ 照明と音響を点けてくださいました。
ありがたや!ありがたや!まさに貸し切り、ひとり占め (煩悩だらけ)
ウォーキングは完全クールダウン (笑)
5月のひんやりした堂内、三千佛の前にひとり座し まぶたを閉じ やわらかい光と読経の響きに躰がつつまれると異次元の世界に。 そして ちちの魂は佛たちに導かれて はるか宇宙空間を飛行する。
できれば ゆっくりと瞑想してみたいなぁ。